青少年雇用促進法案
[2015-05-12 11:48:40]
先月16日、参議院で「青少年雇用促進法案」なるものが可決されたことをご存知でしょうか?
この法案は、正式名称を「勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律案」ともいい、若者の雇用状況改善を図る様々な内容を含むものになります。特に、ブラック企業を規制する数々の対策が盛り込まれていることから、高い関心を集めているのです。
国が法律を改正してまで“ブラック企業対策”に乗り出したのは、異例中の異例と言えます。それだけブラック企業問題が、日本社会にとって深刻な問題だと認識されてきたということでしょう。
「青少年雇用促進法案」には、まず、ブラック企業の求人広告を規制する内容が盛り込まれています。具体的には、ハローワークが“ブラック企業からの新卒求人を拒否できるようになった”のです。
また、求職中の学生が離職率などの情報提示を求めた場合、企業側はこれに応じなければならなくなりました。
この法案は早ければ、今年10月から施行される予定です。これによりどのような影響があるか、今から注目が集まっています。