ブラック企業リスト公開へ
[2017-06-05 17:18:31]
これから就職・転職を考えている方にとって、職場がブラック企業なのかどうか事前に知る手掛かりが少しでも多ければ、と考えるのは当然のことでしょう。2017年5月より、厚生労働省がブラック企業リストを公表するようになり、注目を集めています。まず初めに334社が公開され、今後毎月更新されるようです。
ブラック企業リストでは、労働法令に違反した疑いで送検された、日本全国の企業名が公開されています。企業名の他には、企業の所在地(市町村)、公表日、違反法条、そして具体的な事案概要まで記載されています。違反内容までしっかりと記載されていますので、労働者側にとって非常に有益な情報源となるでしょう。
何よりも、民間ではなく厚生労働省がこの情報を公開し、定期更新を行うことによって信頼性のきわめて高いブラック企業情報が常に閲覧できるようになったことは、大変に意義のあることです。ひとつ問題をあげるならば、サイトを見てもどこにそのリストがあるのか、一見するとわかりづらいという点でしょうか。
いずれにしても、この情報公開によって、多くの労働者が判断基準となる有益な情報を得られることは事実です。今後、就職・転職活動においてこのリストは非常に有用となります。そして、ブラック企業への確かな抑止力となることが期待されます。
イチオシ |
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労働条件相談ほっとライン、ついに開設
[2015-09-02 14:42:35]
昨日、ついに厚生労働省主導で『労働条件相談ほっとライン』が開設されました。
『労働条件相談ほっとライン』というのは、労働環境など、労働条件について無料で相談できる電話窓口で、ブラック企業に苦しむ人たちの寄りべになることを期待してつくられました。過酷な労働条件で働いていても、周りになかなか相談できないことがあります。また、そうした環境で長く働いていると、次第にそれが普通なんだと思い込むようになります。ついには自分を責め始めるようになり、過労死してしまう人だっているのです。
そのように自己判断がうまく出来なくなる前に、気軽に相談できる場所が、ずっと待ち望まれてきました。これまでも労働者の相談に乗ってくれる電話窓口はありましたが、国が主導している窓口であるという点で、『過重労働解消相談ダイヤル』は一線を画しています。電話窓口では、専門知識を持つ相談員が対応してくて、法令の説明や機関の紹介などを行ってくれるそうです。
平日夜間、土日に開かれているということなので、今働いている職場に疑問を持った時には、一回かけてみる価値はあると思います。専門家に相談して、客観的な立場から自分を見ることができれば、過労死という最悪の結末だけは免れられるかもしれません。
イチオシ |
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青少年雇用促進法案
[2015-05-12 11:48:40]
先月16日、参議院で「青少年雇用促進法案」なるものが可決されたことをご存知でしょうか?
この法案は、正式名称を「勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律案」ともいい、若者の雇用状況改善を図る様々な内容を含むものになります。特に、ブラック企業を規制する数々の対策が盛り込まれていることから、高い関心を集めているのです。
国が法律を改正してまで“ブラック企業対策”に乗り出したのは、異例中の異例と言えます。それだけブラック企業問題が、日本社会にとって深刻な問題だと認識されてきたということでしょう。
「青少年雇用促進法案」には、まず、ブラック企業の求人広告を規制する内容が盛り込まれています。具体的には、ハローワークが“ブラック企業からの新卒求人を拒否できるようになった”のです。
また、求職中の学生が離職率などの情報提示を求めた場合、企業側はこれに応じなければならなくなりました。
この法案は早ければ、今年10月から施行される予定です。これによりどのような影響があるか、今から注目が集まっています。
ネットの書き込み
[2014-03-22 10:10:44]
働く会社を探すときには、誰しもが使うインターネット。このネット上にはブラック企業と呼ばれる会社の多くの情報がのっている。なぜ、企業の内情がネットに?と思うかもしれませんが、それはその会社に勤めていた人や現在も勤めているなどその会社と繋がりがある人が多く真実味がある内容が多いです。
インターネットの情報だけで、自分が行きたい会社がもしもブラック企業だったらあなたはどうしますか?インターネットの情報を全て信じてその会社を諦めますか? ここが非常に悩んでしまうポイントになると思います。
自分は思っていない企業がブラック企業だとなっている場合、世の中には多くの情報が氾濫しているので、ブラック企業として名前が出ている企業はどんな内容でブラックなのかをみていかないといけません。
人から見ても超一流企業に入社した人が、批判などをネット書き込んだだけでこれはもうブラック企業となってしまいますか?
ネットの書き込みの情報もブラック企業かどうかを判断するには重要ではありますが、全てを信じ込んでしまうのも危ないのではないでしょうか。
仕事への姿勢
[2014-03-20 15:57:44]
仕事をするときに「仕事に対する姿勢」というのを問われてたりすることがあるでしょう。
確かにどんなに優良企業と呼ばれるところでも、仕事に対する姿勢というはでてくるはずです。では、この仕事への姿勢というので「ブラック企業」かどうか見分けるのかと思いますよね? ブラック企業の多くは仕事は時間をたくさんかけて行っていけばいいんだと仕事なのに「精神論」を多く使うケースが見受けられます。
「精神論」を仕事で言われたらそこは全てブラック企業なのかと思ってしまうでしょうが、そうではありません。どんな優良企業であっても時には精神論を唱えることはあるでしょう。ブラック企業は、この精神論が経営方針など会社としての指針になってしまっていることがあるのです。 そんなのすぐにわかるよと思うでしょうが、それは基本的に対外向けには一切わからないように仕組まれているので安易な考え方では危ないかもしれませんよ。
その一方、優良企業では、一時的にそう言われてしまうことがあってもそれはその仕事に対してだけなのでその後は言われることがないのです。
仕事への姿勢というのは人それぞれ違うものですが、ブラック企業は「押し付ける」のが当たり前かのように仕事は精神論だと言ってしまいますからね。
経営者の体質
[2014-03-18 23:05:41]
ブラック企業と呼ばれる企業の増加は、経営者の体質によるものが非常に多いです。
会社の中で、社長となる経営者が「ドを超えるワンマン」経営者であれば、そこはブラック企業と呼べるでしょう。
軍隊のように「俺の言葉が全て」という体質のもと社員は働かなくてはいけないので結果、社長の言葉の通りにしなくはいけません。
入社するまでは、わかりにくいこの部分は入社するのがそこまで難しくないという傾向はあると思います。会社訪問や面接などその会社に接する機会があることが見分けるチャンスと思ったほうがいいでしょう。
普段の社員の働き方など実際に目で見て確かめることができるのは有効活用してください。社長と会う面接は大きなチャンスと思ってください。そこで、自分でしっかりと見極めておかなくては、自分がブラック企業に入社してしまいますよ。
経営者の体質に合わせたような社員しか生き残ることができない会社では、自己主張をした人への態度というのはとてもはっきり見えますので万が一のときは要注意しながら働いてほしいと思います。
キャッチコピー
[2014-03-15 19:23:55]
「残業が多く休みも取れない、社内でのパワハラは当たり前」と、世間でのブラック企業のイメージは最悪です。
就職活動をしている人にとってはなおさらで、出来るだけブラック企業に就職しないようにと細心の注意を払っています。
そうすると、ブラック企業も人手が足りなくなるので、あの手この手を使って就職希望者を集めようとします。
そこでブラック企業がよく使うのが、誇大ともいえるキャッチコピーで就職希望者を持ち上げる方法です。
例えば、「未経験でも活躍可能!」「若手社員でも実力次第で幹部候補に」「ノルマ・残業は一切なし」というようなキャッチコピーは、企業のHP・パンフレットでよく見かけます。
中にはキャッチコピー通りの優良な会社もあると思いますが、大半はキャッチコピーを誇大広告しているブラック企業だと考えていいでしょう。
ブラック企業はこうしたキャッチコピーで、社内の過酷な環境をうまく隠そうとします。
例に挙げたものだと「未経験でも活躍可能!」という触れ込みは、企業が採用する社員の中身に興味がないと捉えることもできます。
つまり、使い捨ての社員が欲しいというブラック企業の意図が、このキャッチコピーに隠されていることもあるのです。
就職希望者は、都合が良すぎるキャッチコピーを見かけたときには、裏に何かあるのではないかと一度疑ってみることが重要です。
面接回数
[2014-03-13 21:52:54]
労働条件が過酷なブラック企業では、離職率が非常に高いです。その為、ブラック企業はいずれ辞めていくことを想定して、社員を採用していきます。
もし就職活動をしていて、ほとんども面接もしないまま採用が決まることがあれば、ブラック企業ではないかと疑ったほうが良いでしょう。
採用企業にとって面接とは、入社希望者の人柄を知ることができる重要な場面です。それを殆ど行わずに採用を決めるということは、その企業は新入社員の人柄見ていないということで、入社しても社員を使い捨てにする可能性が高いです。
しかもそういった求人は、面接から採用までの期間が短く、採用人数も多いという特徴があります。ブラック企業は、採用にかける時間をできるだけ省き、辞職してもいいように多めに人を取るのです。
就職活動の際は、面接にどれだけに時間をかけてくれるかをチェックすることが、ブラック企業に当たらないようにする上で重要になります。
初任給
[2014-03-10 22:19:16]
過剰な労働時間を強いられる上に、給料も安く、パワハラが横行するブラック企業。
最近では、就職活動をする人もブラック企業を警戒して、あからさまに怪しい企業には就職しなくなってきました。
そこで、ブラック企業は人手を集めるために、表向きには好条件を出すようになりました。その条件の一つに、初任給が高いということがあります。
未だ不景気な日本経済の中で、初任給が高いことはとても魅力的なことですが、特別な理由もなく初任給が高い場合には注意が必要です。
例えば、初任給が不自然に高い場合、給与の中に残業代が含まれている場合があります。
提示された給料が支給されるには残業することが前提ですから、残業しなかった場合は提示された給料に届かないことがあります。
他にも、初任給が○○円以上と書かれているところも、一見すると給料が高そうに見えますが、残業することが前提である可能性が高いです。
安定した給与を貰うことが出来なければ、将来設計を立てることもままなりません。ブラック企業に入ったために将来を台無しにしないよう、給与面のことは必ずチェックしておきましょう。
有給休暇取得率
[2014-03-06 22:24:12]
離職率、平均勤続年数と並んで、ブラック企業を見極める判断材料となるのが”有給休暇取得率”です。
有給休暇とは、出勤したのと同じように給料がもらえる休みのことで、企業によって年間の最高日数が決められています。
有給を多く取得できている企業というのは、社員がしっかりと休めている優良な企業であり、逆に、有給がほとんど取得できていない企業というのは、社員に休みを認めないブラック企業と言えるでしょう。
業界を跨いだ日本の企業全体の平均有給取得日数は、年間で大体10日前後とされています。
業界によって休みが多いところと、少ないところに分かれるので、全体平均の半分ほどが有給休暇取得日数の目安となりそうです。
つまり、ブラック企業に就職したくなければ、有給休暇が5日以上取れているかどうかを確認することが大切になります。
実際に説明会の場などで、社員が一年で取得した有給休暇日数を訪ねてみるといいと思います。その際、「わかりません」と企業側に言われたら、その会社はやめておいた方が良いでしょう。
そう言った企業は、データを出していても教えれない企業、あるいはデータも出してすらいない”ずさん”な企業ですから、就職してもいいことはないです。
離職率
[2014-02-20 22:20:27]
転職が容易になったとはいえ、就職を決め会社に入社することは人生の方向性を決める重要な出来事である事に変わりはありません。
特に、社会を知らない新卒社員が、自らの人生を形づくる上で、最初に就職する企業の風土はその後の人生に大変な影響を与えます。
トラウマを作り、人格を破壊しかねないブラック企業を避けることは、かつてないほど重要になっています。
ブラック企業を見極めるための方法にはいくつかパターンがあります。
その一つが離職率です。
ブラック企業は一般的に離職率が高いとされています。
労働条件がよくないため、すぐ退職してしまうからです。
ですが、離職率が低いからと言っても、ブラック企業でないとは限らない点には注意が必要です。
新卒社員しか採用しないような企業では、社会経験の無い新卒社員がブラック企業を当たり前のものとして受け入れてしまい、離職しないためです。
そのため、離職率以外の採用条件や実際の職場環境を知ることが非常に重要になります。
平均勤続年数
[2014-02-13 15:41:20]
ブラック企業とは、残業が多かったり有給が取れないなど、過酷な勤務状況が原因となり、長期的に勤務できないような環境で従業員を雇っている企業のことです。不景気になるほど給料は減らさざるを得ないため、雇用者数を減らして現在の従業員に負担をかける、ブラック企業化する会社は増えてしまいますが、表向きは就業時間や有給などの取り決めがきちんとされているため、就職するときにはブラック企業かどうかということがわかりません。
しかし、ブラックかどうかを見極めるためのデータの一つとして、勤続年数が上げられます。通常、ブラック企業では3年間での離職率が3割といわれており、多くの人が就職難の中採用されたものの、長続きしていないことが分かります。
もちろん、上にいくほど過酷になりますので、5年、7年と勤続年数が増えてくるにしたがって、さらに責任を増やされて離職率が上るところも珍しくありません。判断材料の一つとしてチェックしましょう。
サービス残業
[2014-02-06 11:04]
ブラック企業は、商流、販売製品、営業方法や効率に問題があるのを、社員の献身によって支えている企業です。企業としては、非常に効率が悪い業務形態や組織形態になっています。
ブラック企業には精神論が多いとよく言われますが、ビジネスロジックとして矛盾をきたしているため、精神論でしか説得力を保たせることが出来ないためです。就職を志す人にとってブラック企業を避ける事は、自分自身の貴重な時間を無駄にしないためにも必要です。ブラック企業は社員の労働時間による自己犠牲によって成り立っているため、ほぼ例外なくサービス残業が多い特徴があります。
労務管理をほとんどしておらず、成果のみを求める企業風土があります。「みなし残業時間」や、変則的すぎる勤務時間、勤務体系を定めている企業はブラック企業である可能性が高いと言えます。また、採用条件に幅があり、年収の振れ幅が非常に広いのも特徴です。
「頑張れば」高収入である事を謳いつつ、最低収入で社員を使役するためです。